2014年大会
今年は恒例の（笑）暴風雨に祟られることなく、むしろ開始前に適度に雨が降るという好条件で開催することができました。
しかし、何故か3名3匹という微妙な貧果となってしまいました。
スズキは元々なかなか釣れない魚なのであります。「なかなか釣れない時に釣る!」今回の釣果を上げた方々には最大級の賛辞を送りたいと思います。
今回も相模川で釣れたスズキが大会優勝魚となっています。地元というだけでなく、改めて相模川のポテンシャルを垣間見た気がします。
バブル景気以降の一時期にスズキ釣り人口が増加し、色々な人がチャレンジし、現在のスズキ釣りに多様性がもたらされました。しかし現在のスズキ釣りは間違いなく停滞期もしくは減衰期です。それは何故なのか・・・正直言ってなかなか釣れなくなってしまったからです。釣れないからと言って釣れた時に産卵能力のある親魚をアングラーがキープし続けてしまえば、確実にその一匹以上のスズキが減ります。産卵能力のある親魚は、生き続ける限り多くの子孫を残す訳ですから・・・、しかも、貴方のルアーにヒットした今後も貴方を楽しませてくれる可能性がある遺伝子を持った子孫を残す芽を摘み取ってしまうとも考えられるのです。
これからも「目先の利」よりも未来の「楽しみ」を考え、自分達が何を「楽しみ」として釣りをしているのかを今一度考えてみてください。
シーバスミーティングはその「考える機会」を提供し、未来の楽しみのための「リリース」というひとつの答えを発信し続けたいと思います。
「釣りが好き」という私たちと同じ思いを持った少女が現在拡張型心筋症と闘っているということを知り、少しでも力になれればと考え今大会中に募金活動をさせていただきました。皆さんからの募金は総額38078円となりました。本当にありがとうございました。今後も募金活動は継続されていきますので、輪を広げていきましょう。（市川正章）
